【ヘルパンギーナとは】

ヘルパンギーナは、夏に乳幼児を中心に流行する感染症です。

主な症状は以下の2点です。

  • 38度以上の突然の発熱があり解熱後、口の中にできる水疱が主な症状です。
  • 水疱や、それが破れたことによる口腔内の痛みのために不機嫌、食欲不振、脱水を呈することがあります。

【ヘルパンギーナの感染経路と予防のポイント】

  • ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。
  • こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。
  • 咳などの症状がある場合は、登園を見合わせるなど無理をさせないように配慮しましょう。
  • 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれます。トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
  • 集団生活ではタオルの共用は避けましょう。
  • 先天性心疾患、慢性肺疾患などを持つ場合などはかかりつけ医に相談しましょう。感染予防や病気にかかった場合の対応について助言を受けておきましょう。

【保護者の方へ】

  • 手指衛生や咳エチケットなど、感染予防にこころがけましょう。
  • お子さんに咳などの症状のある場合は、登園を見合わせるなど無理をさせないようにしましょう。
  • 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれます。トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
  • 保育所、幼稚園、学校などの集団生活では、タオルの共用は避けましょう
  • ヘルパンギーナは、口腔内の痛みのため食事がとりにくくなります。脱水にならないよう、こまめな水分摂取や飲み込みやすいやわらかい食事を少しずつあげましょう。

【最後に】

 特別な治療法やワクチンはありません。感染予防策としては、こまめな手洗いがあげられます。また、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおうなどの咳エチケットが大切です。


 乳幼児を中心に感染が増えています。ご家庭や保育所、幼稚園、学校等においても感染予防を心がけましょう。発熱などの症状が出た場合は医療機関を受診しましょう。

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