2024.06.21 「シナジーを作り出す」
7医療現場では、日々の業務の中で多くの課題や困難に直面します。
そのような時に、チームとして最良の解決策を見つけるためには、第6の習慣「シナジーを作り出す」が重要です。シナジーとは、個々の力を合わせることで、単独では達成できない結果を生み出すことを意味します。
今回は松山さんがこの習慣について発表してくれました。
・第6の習慣「シナジーを作り出す」とは?
シナジーを作り出すためには、以下の3つの要素が必要です
高い信頼残高:信頼関係がベースになります。
ウィンウィンを考える姿勢:双方が利益を得ることを目指す考え方。
まず相手を理解しようとする努力:相手の立場や意見を理解しようとする姿勢。
これらの要素が相まって、個々の提案よりも優れた「第3の案」を生み出す理想的な環境が出来上がります。
・シナジーの実践例:小児科の診察での経験
松山さんが共有してくれた小児科での経験は、シナジーの具体的な実践例です。診察が混み合った際、スタッフ全員が協力し合って以下のような対応を行いました:
・患者さんの状況を話し合い:それぞれが把握している情報を共有。
適切な部門への移動:自備科に移動できる方を移動させ、対応が迅速に進むようにしました。
患者さんへの説明:状況を説明し、患者さんの理解と協力を得ることに努めました。
このようにして、難しい状況を乗り切り、患者さんから感謝の言葉をいただくことができました。信頼関係を築くことで、患者さんにもスタッフにも満足度の高い結果をもたらすことができました。
・採用プロセスへの応用
シナジーの考え方は、医師やスタッフの採用プロセスにも応用できます。以下のポイントを重視することで、より効果的な採用が可能です
チームワークを重視する:面接時に、応募者が過去にどのようにチームワークを発揮したかを確認する。
ウィンウィンの姿勢を持つ:応募者が他者との関係において、双方が利益を得るよう努めた経験を評価する。
共感的なコミュニケーション能力:応募者が相手を理解し、信頼関係を築く能力を持っているかどうかを見極める。
「シナジーを作り出す」ことは、医療現場でのチームワークを強化し、困難な状況に対処するために非常に重要です。信頼関係を築き、ウィンウィンの姿勢を持ち、共感的なコミュニケーションを行うことで、個々の力を超えた成果を生み出すことができます。
松山さんの経験を通じて、シナジーの重要性を再確認しました。これからも、患者さんやスタッフとの信頼関係を深め、ウィンウィンを目指しながら、最良の解決策を見つけていくことが大切です。医師やスタッフの採用においても、この考え方を取り入れ、優れた人材を見つけていきましょう。