2024.06.26 「主体的である」
医療現場では、迅速かつ的確な判断が求められます。そのために、「7つの習慣」の第1の習慣「主体的である」を実践することが重要です。この習慣は、自己の選択と責任を意識し、自分の行動をコントロールする力を養うことを意味します。今回は、この習慣について詳しく見ていきましょう
第1の習慣「主体的である」とは?
一般に「主体的である」というと、自発的に率先して行動することを意味しますが、「7つの習慣」では、自分の人生に対して自らを選択し、自ら責任を取ることと定義されています。ここで重要なのが「選択」というポイントです。自分の身に起こる様々な出来事に対して、どう反応するかを自分で選択できるのです。
主体的であるための3つのポイント
・刺激と反応の間で一時停止する
嫌な出来事があった時に、一度立ち止まって他の考え方を探ることが重要です。例えば、雨が降っている時に「嫌だな」と思うのではなく、「今日は新しい傘を使おう」と考えるなど、ポジティブな選択をすることができます。
・影響の輪に集中する
自分が影響できる事柄に集中し、影響できない事柄には気持ちを向けないようにすることです。例えば、政治や景気の動向ではなく、自分ができることに注目し、行動を起こします。
・主体的な言葉遣いをする
他者に依存するのではなく、自分自身の行動や選択を主体的に捉える言葉遣いを心がけます。「私がこうする」という言葉遣いをすることで、主体的な姿勢を強化します。
実践例:日々の業務での主体性
医療現場では、日々の業務の中で主体性を発揮することが求められます。以下のように実践することで、効果的な業務遂行が可能となります:
・一時停止して考える
忙しい中でも、一度立ち止まって他の考え方や方法を探ることで、より良い選択ができるようになります。
影響の輪を意識する:
自分が影響を与えられる範囲に集中し、無駄なエネルギーを使わずに効率的に行動します。
主体的な言葉遣い:他者に依存せず、自分自身の行動に責任を持つ言葉遣いをすることで、主体的な姿勢を維持します。
この習慣は、医師やスタッフの採用プロセスにも応用できます。以下のポイントを重視することで、より主体的な人材を採用することができます
・面接での質問
応募者が過去にどのように自己選択を行い、責任を取ってきたかを確認する質問をします。
・主体的なエピソードの評価
応募者が主体的に行動したエピソードを評価し、どのように課題を解決したかを見極めます。
・言葉遣いのチェック
面接時の言葉遣いをチェックし、主体的な言葉遣いができているかを確認します。
「主体的である」ことは、医療現場での効率的な業務遂行に欠かせない要素です。自分の行動や選択に責任を持ち、自己コントロールを強化することで、より良い医療サービスを提供することができます。
今回の発表を通じて、自分自身が主体的であるかを改めて問いかけることができました。これからも、自ら選択し、責任を取る姿勢を持ち続けることで、医療現場での信頼関係を深め、効果的な業務遂行を目指していきましょう。医師やスタッフの採用においても、この習慣を取り入れることで、優れた人材を見つけることができるでしょう。