2024.09.08 「組織全体の成長を促進するには」 

7つの習慣を採用活動に活かす: 第3の習慣「重要事項を優先する」
採用活動や人材育成においても、「7つの習慣」は大変役立つ指針です。今回は、第3の習慣「重要事項を優先する」をテーマに、医師やスタッフの採用にどのように役立てるかを考えてみます。

第3の習慣とは?
第3の習慣は、仕事や人生において、重要度と緊急度を区別し、特に「緊急ではないが重要なこと(第2領域)」に焦点を当てて行動することを指します。医療現場では日々緊急対応が求められるため、どうしても「緊急なこと」に追われがちですが、組織全体の成長を促進するには、成長や改善をもたらす「重要なこと」にもしっかり取り組むことが大切です。

採用活動への応用
この「重要事項を優先する」という考え方は、採用活動にも大いに役立ちます。採用時、つい目の前の人材不足を埋めるために「急いで誰かを雇う」ことに集中しがちですが、長期的な視点で「組織の成長に貢献できる人材を探す」ことが重要です。

優秀な医師やスタッフを採用する際には、彼らが緊急対応だけでなく、自ら成長し、チーム全体の力を引き上げる「重要なタスク」を見極め、実行できるかどうかを確認することがポイントです。

日々の業務での応用
日常業務においても、第3の習慣を実践することは、忙しい医療現場では難しいかもしれません。しかし、トゥードゥリストやスケジュール管理を活用して、まずは「自分にとっての重要事項」を明確にすることから始めてみましょう。特に、インフルエンザシーズンなどの忙しい時期こそ、緊急対応だけでなく、長期的な成長を見据えた行動を意識することが求められます。

まとめ
第3の習慣「重要事項を優先する」は、採用や人材育成において非常に重要な考え方です。短期的な緊急対応に追われるだけでなく、クリニック全体の成長に繋がる長期的な視点を持って、採用や業務の優先順位をつけていくことが、より良い組織づくりに繋がります。

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