2025.02.07 「本当に大切なこと」 

日々の業務に追われる中で、ふと「本当に優先すべきことは何だろう?」と考えることはありませんか? スティーブン・R・コヴィー博士の「第三の習慣:最優先事項を優先する」は、私たち看護師にとってとても重要な考え方です。

忙しさの中で見失いがちな「本当に大切なこと」
看護の現場では、処置、記録、報告、緊急対応など、毎日たくさんの業務に追われています。もちろんどれも大切ですが、それだけではなく、「患者さんに安心と信頼を提供すること」や「自分自身の成長とチームの連携を強化すること」も、私たちが大切にすべきことです。

しかし、目の前の「緊急な業務」に追われていると、本来最も大切なことが後回しになってしまうことがあります。例えば、患者さんとじっくり向き合う時間を取ることや、後輩・チームと知識を共有すること、自分のスキルを向上させること…。これらはすぐに結果が出るわけではありませんが、長い目で見れば患者さんの安全や、私たち自身の成長にとって不可欠なことです。

「忙しいからできない」ではなく、「大切だから時間をつくる」
私はこの考え方を大切にし、意識して業務の優先順位を見極めるようにしています。例えば、1日のスケジュールの中で「患者さんとの対話の時間」を確保すること、定期的に学びの場を設けることなど、意識的に「緊急ではないが、重要なこと」に時間を使うようにしています。

すると、患者さんとの信頼関係が深まり、チームの連携がスムーズになり、結果的に業務の効率が上がることを実感しています。

あなたにとっての「最優先事項」は何ですか?
私たちの仕事は、単に目の前の業務をこなすことではなく、「より良い看護を提供し、患者さんと自分自身の成長につなげること」です。

だからこそ、「本当に優先すべきことは何か?」を常に考えながら、日々の業務に向き合っていきたいですね。

皆さんもぜひ、一度「自分にとっての最優先事項」を見直してみてください。お互いに学び合い、より良い看護を目指していきましょう!

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