2025.07.25 「スタッフ同士のちょっとした声かけ・感謝の気持ち」
日々の業務に追われるなかで、つい目の前のことで手いっぱいになってしまうことは誰にでもあります。しかし、「7つの習慣」の第3の習慣「最優先事項を優先する」は、そんな私たちに大切な気づきを与えてくれます。
それは、「緊急なこと」に流されるのではなく、「重要なこと」にこそ意識と時間を向けよう、という考え方です。

私たち医療従事者が日々向き合っているのは、患者さんの命や健康、そして安心感です。どんなに忙しくても、患者さんとの信頼関係や、スタッフ同士のちょっとした声かけ・感謝の気持ちは、医療の質に直結する“重要なこと”です。
たとえば、処置や書類作成などで手がふさがっている時でも、患者さんに「大丈夫ですか?」とひと言添えるだけで、その方の不安を軽くできることがあります。そのひと手間が、安心や信頼を生み出すきっかけになるのです。
“重要だけれど急ぎではないこと”は、つい後回しにしてしまいがちです。でも実は、それこそが私たちの医療の価値を支える柱なのかもしれません。
忙しい日々だからこそ、時に立ち止まり、「いま本当に優先すべきことは何か?」を見つめ直す習慣を、私たちは大切にしていきたいと思います。