2025.09.20 「見えにくいけれど価値のある行動」
今日は『7つの習慣』の第3の習慣、「最優先事項を優先する」について考えてみたいと思います。
この習慣は、目の前の急ぎのことだけに追われるのではなく、たとえ緊急ではなくても“本当に大切なこと”に意識的に時間を使おうという姿勢を教えてくれます。
私たちの毎日は、処置や書類、問い合わせ対応など、次々にやってくる業務に追われがちです。気づけば「やらなければならないこと」に時間を奪われ、「本当にやりたかったこと」や「大切にしたかったこと」が後回しになってしまうこともあります。

でもその中でも、患者さんとの信頼関係を築くことや、スタッフ同士の何気ない声かけ、丁寧な説明など、“見えにくいけれど価値のある行動”を意識的に選び取っていくことが、とても大切だと感じています。
例えば、処置や事務作業に追われているときでも、「大丈夫でしたか?」と一言声をかけるだけで、患者さんの安心感はぐっと高まります。
また、スタッフ同士が5分でも会話をすることで、情報共有やミスの防止につながったり、チームの雰囲気が和らいだりと、意外なほど大きな効果を感じることもあります。
“今やるべきことは何か?”と、一度立ち止まって考える時間を持つこと。
そして、あえて“緊急ではないけれど重要なこと”に時間を使う意識。
その積み重ねが、患者さんから信頼される医療、そして働きやすい職場づくりにつながっていくのではないでしょうか。
今日も一人ひとりが、自分の優先順位を意識しながら行動していける一日になりますように。
慌ただしさの中でも、自分たちが届けたい医療の姿を忘れずにいたいですね。

