フルミストについて
お子様が嫌がらない!!!痛くないワクチン!
フルミスト(経鼻インフルエンザ生ワクチン)について
フルミストとは、針を刺すことなく接種できる季節性インフルエンザのワクチンです。
注射をしないので、当然痛くありません。
しかも効果の持続期間は1年間!
インフルエンザの流行期をすっぽりとカバーできます。
また鼻の粘膜に直接免疫ができるので、ウィルスの侵入を直接ブロックしてくれます。
受験生にとっては大切な時期がインフルエンザの流行期と重なります。
是非ご検討ください。
接種方法:
ワクチン液を鼻の中に噴霧するだけで投与できるので、皮下注射と異なり、針を刺しません!
なので痛みはありません。
しかし、鼻水が多い、泣いてしまう、といった場合には十分な効果が得られない場合がありますので、お子様には可能な限り保護者の方からご説明いただき、出来るだけ良いコンディションで受けられるようにお願い致します。
予防効果:
不活化ワクチンが A 型 2 種類、B 型 2 種類の 4 種類の株が入 っているのと同様、フルミストも 4 種類の株が入っています。
不活化ワクチンとの違いは、直接鼻腔に免疫をつけることが可能であるため、気道粘膜に免疫がつくので、予防効果が高いと考えられます。
生のウイルスを弱毒化した生ワクチンであるため、流行するインフルエンザと株が違っても効果が期待でき、発症を軽症化させることうが知られています。(しかし100%かからない、ということでないことはご承知おき下さい。) また、不活化ワクチンの予防効果が 4 か月程度であるのに対し、約 1 年効果が続くと言われています。
予想株が流行株と合えば、特に毎年不活化ワクチンを接種している13 歳以上では不活化ワクチンの有効性が上回ると言われておりますので、不活化ワクチンとの併用も可能です。不活化ワクチンと併用される場合は不活化ワクチン1回接種後 28 日以上あけてフルミストの接種をお勧めしております。
接種回数:
1回の接種で1年間効果があるといわれています。
副反応:
生ワクチンですので 30~40%の方は接種後3日~7日まで鼻炎症状が出現し、その他、咽頭痛、咳など軽い感冒症状を数日認める場合があります。
ごくまれに、発疹、じんましん、アナフィラキシーショック、ギランバレー症候群などの重篤な副反応を起こす可能性は他のワクチン同様に否定できません。
重篤な副反応出現時
ワクチンによる健康被害が起こった場合、国内未承認の輸入ワクチンであるため、公的な補償制度は適用されません。
輸入元の副作用被害救済制度はありますが、補償のための要件は細かい規定があり、ワクチンによる副反応と認定され、補償制度が適用されるためには厳しい行程があり、補償は限定的であることを十分ご理解下さい。
※2003年にアメリカ食品医薬品衛生局(FDA)に認可されたワクチンでアメリカでは10年以上の安全な実績があります。
2011年からヨーロッパでも認可され発売されておりますが、日本では残念ながら未承認です。
当院での使用ワクチン:
製品名:FluMist Intranasal Quadrivalent Vaccine 0.2ml 製造元:Medimmune 社(米国)
輸入元:(株)Monzen Corporation Japan
参考:
https://www.flumistquadrivalent.com
接種をご希望の方は、有明みんなクリニック、有明こどもクリニック各院ネット予約からご予約をお願い致します。
その際、チェックリストと予診票を印刷の上、記載してお持ちください。