花粉症対策
まだ寒い日が続いていますが、花粉症シーズンが近づいてきています。
すでに、目のかゆみや鼻のむずむず感が出始めていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
新型コロナの影響もあり、マスクは常にしているものの、それだけで花粉防御は難しいところです。花粉についてしっかり知って頂き、ご自身にあった対策をたてて、快適な春を迎えて下さい。
- 今年の飛散量 昨年(2020年)は、スギ花粉の飛散が少なかったので、症状が軽く、お薬を飲むことなく過ごされた方も多いと思います。今年(2021年)は、昨年に比べると花粉の飛散量は多いようです。
- 花粉の時期とは 東京では2月上旬から、スギ花粉の飛散がはじまる予想です。
- 花粉症の治療 花粉は目や鼻の粘膜に付着し、かゆみや鼻水を引き起こします。この際に起きる反応を抑える抗ヒスタミン剤と言われる飲み薬を飲むことで症状が治まります。直接作用する点鼻薬や点眼薬も有効です。抗ヒスタミン剤は花粉飛散開始の2週間前から予防的に飲むことで症状を抑えられるという報告もあります。根本的な治療方法である舌下免疫療法(舌下免疫療法とは?)や抗IgE抗体療法もあります。
- 対策について ① 日常対策:帽子・眼鏡(ゴーグル)・マスク・マフラーを身につけて、目や鼻の粘膜から花粉が入らないようにしましょう。帰宅後は、手洗い・洗顔・うがいで花粉をしっかりおとしましょう。自宅内に花粉を持ち込まないことが大事です。帰宅後、お風呂で全身の花粉を落とすのもよいと思います。部屋着に着替えるだけでも、花粉曝露量を減らすことができます。
②抗ヒスタミン剤を早めに開始する:花粉の飛散予測予報を確認し、花粉飛散少し前から薬の内服を開始すると症状緩和につながると言われています。
当院でも対応しておりますので、いつでもご相談ください。点鼻薬はもちろん、目薬や漢方に関しても症状に応じて処方することが出来ます。
そのほか、舌下免疫療法や抗IgE抗体医薬の皮下注射も行っております。当院耳鼻科は平日夜間も診療しておりますので、お気軽にご相談ください。