聞こえない…!

聞こえない(難聴)

突然、聞こえにくくなったことありませんか?

聞き返しが多くて気になったことはありませんか?

~耳の調子が悪い時は原因を知ることが大事です!!~

原因によっては、聞こえなくなってから1週間以内の早期治療が必要な場合もあります。

難聴を自覚した場合は早めに耳鼻科に相談をしてください。

難聴を起こす、耳疾患の一部を紹介します。

耳垢(みみあか)のつまり

耳垢がつまると耳栓になり聞こえなくなります。

症状例)お風呂に入って頭を洗っていたら、聞こえなくなってしまった。

原因

耳垢のつまりです。

治療

耳垢をとると、すっきり治ります!

低音感音性難聴

片耳もしくは両耳の低音領域が聞こえにくくなる疾患です。

症状は、耳が塞がった感じやこもった感じとして自覚することが多いです。

症状例)朝起きると、右耳に水が入った感じがして耳鳴りもする。

    しばらくすると水が抜けて治るかと思ったが、軽快しない。

診断

聴力検査を行うと、1000Hz以下の低音部で難聴が認められます。

原因

聞こえの神経周囲を流れるリンパ浮腫が原因と言われています。

ストレスや疲労が誘因となることが知られています。

治療

内服治療で治ります。

リンパ浮腫を改善する利尿剤(イソバイド)やビタミンB12、循環改善薬を飲んでいただきます。

緊張やストレス軽減目的に安定剤を処方することもあります。

突発性難聴

片耳が突然、高度難聴を起こす病気です。

まれに両耳のこともあります。めまいを起こす場合もあります。

症状例)今朝、突然片耳が聞こえなくなった。聞こえなくなった耳では電話が聞こえない。

診断

聴力検査にて、全音域で片耳(まれに両耳)の高度難聴が認められる。

原因

ウィルス性感染や耳の中(内耳)の循環不全が考えられていますが、まだ詳細はわかっていません。

治療

発症早期(1-2週間以内)のステロイド内服もしくは点滴治療が有効です。

難聴、めまいの程度を確認し、外来通院治療か入院治療かを判断いたします。

発症してから約1ヵ月程度で聴力が固定してしまうため、早期発見・早期治療が何より重要です。

突発性難聴の患者の中には完治する人もいますが、中には回復しても難聴が残る人や治らず終わる人もいるといわれています。

特に、発症してから2週間以上経過した場合や高度難聴を認める場合、回転性のめまいを伴う場合や、患者が高齢者または10歳以下の子どもであれば、予後が悪くなる可能性があるので特に注意が必要です。

発症後1週間以内に治療を受けることが重要です。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎も難聴の原因の一つです。

詳しくは、当クリニックコラム「滲出性中耳炎かもしれません!」をご覧下さい。

難聴の原因も様々です。疾患によっては早期の治療が必要な場合もあります。

“耳が変だな?“と思ったら早めに耳鼻科を受診して下さい。

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